基本 単位変換②
体積 かさの単位変換
体積も面積と同じような間違いをしやすいので気をつけましょう。こちらも図を使って考えてみます。まず、たて1m×横1m×高さ1mの立方体の体積が1m³です。
と、なるので
1m³=1000000cm³です。
同じようにして1km³=たて1000m×横1000m×高さ1000m=1000000000m³になります。
かさの単位にはこの他に、L(リットル)やdL(デシリットル)やcc(シーシー)などがあります。デシやキロの使い方は基本 単位変換①を参考にしてください。
単位変換①
長さ、重さ、面積の単位変換の方法を解説しています。
1L=1000mL=1000cm³=1000cc
1m³=1000000cm³なので1000000倍して(0を6個増やして)
3m³=3000000cm³
1000cm³=1Lなので1000で割って(0を3個減らして)
3000000cm³=3000L
1000L=1kLなので1000で割って(0を3個減らして)
3000L=3kL
よって
3m³=3kL
コツは、0の数をしっかり慎重に数えることです。また、1m³=1kLはよく出てくるので、覚えてしまってもいいと思います。毎回計算して出してもいいですし、そこはお好みでどうぞ!
体積と水の重さ
質量(重さ)の単位のg(グラム)は、もともと水の質量から決められました。なので、水の質量と体積には密接な関わりがあります。
水1cm³=1gです。(正確には温度によって変わります。)
基本的にはこれひとつだけ覚えていれば、計算で他の単位にも変えられます。ですが、せっかくなので覚えておくと便利なものも載せておきます。
水1L=1kg=1000g
水1m³=1t=1000kg
時間の単位変換
時間は他の単位と違い、60が基準になるので間違えないようにしましょう。
1時間=60分=3600秒
1分=60秒ですね。
では、15分は何時間でしょう?
同じように考えると、1分は1時間を60個に切ったうちの1個分なので
1分 | = | 1 | 時間 | ||
60 |
速さの単位変換
速さの単位は、時速○kmや秒速○mなど、時間と長さが関係してくるので、2つのことを考えなくてはいけません。 慣れるまでは同時に考えようとせず、ひとつひとつ別々に考えるのがいいと思います。
前提として、「速さとは何か」をよく理解しておく必要があります。不安な人は、先に速さの解説を読んできてください。
速さの問題のみはじ。速さの計算問題は【速さ】【道のり】【時間】の3つの要素を意識すればよい!
小学校で学習する「速さ」の問題の解き方を解説しています。
分速300mとは、1分間で300m進む速さという意味です。
上の図のように1分間で300m進むので、1時間(60分)では60倍進めます。
300m×60=18000m=18km
つまり、1時間では18km進むことができます。よって答えは、
分速300m=時速18km
時速900kmとは、1時間で900km進む速さという意味です。
後で計算しやすくなるように、長さの単位をm(メートル)に変えておきます。
900km=900000m
上の図のように1時間(60分)で900000m進むので、1分間に進める距離は60で割って
900000÷60=15000m
つまり、1分間で15000m進むことができます。よって答えは、
分速15000m
1分間で15000m・・・kmに直しても、1分間で15kmです。カップヌードルを待っている間(3分間)に45kmも進めます。JR東海道本線で、東京から大船辺りまで行けます。速いです!
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