【簡単!】勉強もダイエットもゲーム感覚で楽しく!

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「うちの子は全然勉強に取り組んでくれない。」
「ドリルや問題集をなかなか進められない。」
「もっと積極的に勉強に取り組んでほしい。」
そう思われている保護者の方は多いのではないでしょうか。

勉強のやる気アップについては、いろいろな切り口があります。今回はその一つとして、勉強にゲーム性やエンターテイメント性を持たせると良いというお話をします。

今回お話する内容は以下の4つです。

4つのテーマ
  1. 達成度を見える化する
  2. 勉強は苦しいものという認識を変える
  3. デジタル教材やアプリを活用
  4. 根本的な解決方法

最後まで読んでいただくと、子どもの勉強のモチベーションを上げるための具体的な方法を知っていただくことができます

私は以前、塾講師の仕事をしていました。集団塾と個別塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営の仕事をしていた時期もあります。かれこれ20年以上、塾業界で働きました。

これまでの経験を基にお話します。最後まで読んでいただき、お子様の勉強のやる気アップの参考にしていただけたらとても嬉しいです。

1,達成度を見える化する

人は、自分が達成したことを実感できるとモチベーションがアップします

たとえば、ダイエットをしている時は、実際に体重が落ちていることを数字で見ることができるとモチベーションが上がります。80kgだった体重が75kgに下がっていれば、「よーし!次は70kgを目指すぞ!」と思えます。

ところが、体重はそう簡単には減りません。1ヶ月で5kg落とすのは相当大変ですよね。1ヶ月で1kgか2kg落とせれば上々といったところです。急激なダイエットは危険だったりもします。

1ヶ月ダイエットを頑張って1kg減量・・・。この数字でモチベーションを保つのは結構難しいです。

勉強も全く同じです。一生懸命勉強して、自分が勉強できるようになっていると思えたり、テストの点数が目に見えて上がればやる気もアップします

しかし、勉強もダイエット同様、ちょっと努力したらすぐに目に見える結果が出るわけではありません(ダイエットよりは結果を出しやすいですけどね!)。

そこで、まずは結果よりも、努力したことを見える化することをおすすめします。

シール台紙を作る

ドリルや問題集等に取り組んだらシールを貼っていくようなものを作るのはおすすめです。

ドリルのこのページに取り組んだら、シール台紙のここの欄にシールを貼るみたいなやつです。学校や塾の壁や掲示板にはよく貼ってあります。

パソコンがあればシールを貼るための表は簡単に作れますし、シールは100円ショップにいけば大量に売ってます。手間や時間をそれほどかけずに、簡単に作ることができます。

表にシールを貼っていけば、子どもは自分が頑張ったことを目で見て確認することができます。表がシールで埋まってくればワクワクしてきますし、「全部シールで埋めよう!」と思うようにもなってきます。

コンプ欲(完成させたいと思う欲求)も高まり、結果として勉強に前向きに取り組めるようになります。

また、保護者の方も子どもがどこまで取り組んでいるかが見えるようになり、学習の進捗がチェックしやすくなります。さらに、子どもと一緒にシールの状況を確認しながら、子どもが頑張っていることを具体的に褒めてあげることができるようになります。

シール台紙のポイント

シール台紙を作る際のポイントは3つあります。

1つ目は、項目をなるべく細かく分けるということです。

たとえば、「分数の分野が終わったら1つシールを貼る」のようにするのではなく、「分数の約分に取り組んだら1つ、通分に取り組んだら1つ、足し算に取り組んだら1つ。」という形で、項目を細かく設定すると良いです。1ページ取り組んだらシールを1つ貼るくらいにしても良いくらいです。

シールを貼る回数が多ければ多いほど、子どもは自分が頑張っていることが実感でき、勉強が進んでいることを感じることができます。

2つ目は、シールは子どもが自分で貼るということです。

保護者が貼るよりも、子どもが自分で貼ったほうが、「やった」「頑張った」「進んだ」という実感を感じやすいです。

3つ目は、点数でシールの色を分けるということです。

たとえば計算ドリルであれば、60点以下は赤のシール、61点~80点なら黄色のシール、81点~99点までなら青のシール、100点なら金のシールという形にすると良いです。

勉強は取り組んだだけではできるようにはなりません。できなかった問題をできるようにして、初めて「勉強した」と言えます。

まずは「頑張ったこと」を赤のシールで見える化して、続いて「できるようになったこと」を金のシールで見える化すると良いです。

シール台紙のポイント
  1. 項目をなるべく細かく分ける
  2. シールは子どもが自分で貼る
  3. 点数でシールの色を分ける

2,勉強は苦しいものという認識を変える

ここまで、例としてシール台紙のお話をしましたが、他にも勉強にエンターテイメント性を持たえる方法はあります。

たとえば、歴史マンガや歴史ドラマを楽しむというのも一つです。小学校の歴史はマンガで勉強したという子どもも結構多いです。

用語暗記としてカルタを作ったり、数学的思考力を育てるために数学パズルのような問題を授業に取り入れたりする先生方もいらっしゃいます。

勉強は辛く苦しいものであると思っている子どもは多いです。勉強は辛く厳しくあるべきだと思っている大人も多いです。大人も子どもも、まずはこの認識を変えることが第一歩です。

教育者の多くは、子どもたちには学ぶことの楽しさを知ってほしいと思っています。ですが、「勉強が楽しい」「新しいことをもっと知りたい」と思うようになるまでには、かなりの量の勉強をする必要があります。それまでには、相当な時間と労力がかかります。そこに辿り着く前に、「もう勉強したくない!」と思ってしまう子どもも多いです。

子どもたちに学問そのものの楽しさを知ってもらうことが大きな目標となりますが、そこへ向かうための第一歩として、勉強とエンターテイメントを結びつけるというのは有効だと思います

3,デジタル教材やアプリを活用

『リングフィット アドベンチャー』というゲームをご存知ですか?冒険をしながらフィットネスができるというゲームソフトです。フィットネスを続けるのは大変ですが、ゲーム性を持たせて楽しく続けられるようになっています。

医療や健康とエンターテイメントを結びつける試みは現在活発に行われています。

医者が「健康のためにこうするべきだ」とどれだけ熱心に説いても、患者がその通りに行動してくれるとは限りません。たとえば、患者本人も「健康のために体重を落とすべきだ」と思っていても、行動に移すのはなかなか難しかったりします。

そこで、患者が楽しみながら健康になることができる仕組みを開発しているということです。

私もランニングアプリを使っています。辛いランニングを少しでも楽しくしたいと思って使い始めました。

ゲーム性やエンタメ生を取り入れて人々に行動を促すような流れは、教育業界でも始まっています。特に、オンライン学習が普及してきてからはこの流れは加速しています。学校や塾での学習に比べ、家での学習はモチベーション維持が難しいのです。大人でさえ、在宅勤務では仕事に集中できないという方も多いようです。

この記事の序盤でお話した「シール台紙」のようなシステムを、アプリやオンライン教材の中に取り入れているような教材もあります。教材の中で、どこまで取り組めたかを目で見て確認できるようなシステムになっているものが多いです。何かを集めてコンプリートさせるのが好きな子どもにはおすすめです

また、オンラインで他の子どもたちと競い合いながらモチベーションを上げるようなシステムを導入しているアプリもあります。

ポイントや点数で競い合い、ランキング上位を目指すようなものがあります。負けず嫌いな性格の子どもにはおすすめです

デジタル教材やオンラインサービスは無学年制のものが多いのが魅力です。苦手科目は学年を戻って基礎から復習できますし、得意科目は上の学年の学習内容を先取りして予習できます。

子どもの好みにハマれば、楽しみながらどんどん先取りを進めることができます。

また、AI技術等を取り入れて、子どもの苦手や課題をチェックしながら、取り組むべき分野や単元を選んでくれるようなものも出てきています。民間企業では、オンライン学習やデジタル教材関連はどんどん成長しています。

4,根本的な解決方法

先程も少し触れましたが、勉強をゲームのように取り組めたら「勉強のやる気アップについては解決!」とはなりません。楽しみながら勉強に取り組めるようにすることは、あくまでも入り口にすぎません。

勉強のやる気アップの根本的な解決のためには、「何のために勉強するのか」という「勉強する目的」を持ってもらう必要があります

しかし、勉強する目的を持ってもらうためには、「自分が何をしたいのか」や「自分がどうありたいのか」を、子どもによくよく考えさせる必要があります。それにはものすごく時間がかかります。

まずはゲーム性やエンタメ性を取り入れながら勉強に取り組んでもらい、それと同時進行で「勉強する目的」を考えてもらうのが良いでしょう。勉強に取り組んでいれば知識が蓄積され、その中でから自分のやりたいことを見つけられるかもしれません。

勉強が先か、勉強する目的が先かは、人それぞれだったりします。

勉強のやる気アップの根本的な解決方法については、「子どもが勉強したがらない!勉強のやる気アップのポイントはたった1つだけ」というnote記事にまとめてあります。有料記事ですが、前半部分は無料でお読みいただけます。もしご興味があれば読んでみてください。

まとめ

それでは、勉強にゲーム性やエンターテイメント性を持たせると良いというお話をまとめます。

今回お話した内容は以下の4つです。

4つのテーマ
  1. 達成度を見える化する
  2. 勉強は苦しいものという認識を変える
  3. デジタル教材やアプリを活用
  4. 根本的な解決方法

まずは何よりも、勉強は辛く苦しいものという認識を変え、楽しみながら勉強に取り組めるようにすること。そうして勉強しながら、勉強する目的や学問そのものの楽しさを見つけられたらとても良いです。

子どもが勉強に取り組みやすいように、教材会社もいろいろな仕掛けを考えるようになってきています。子どもの個性や性格はそれぞれですので、お子様の得意なことを活用できるような教材やアプリを探してみてください。

この記事が、子どもたちに学ぶことの楽しさを知ってもうらきっかけになったのならとても嬉しいです。


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